世界各国に1,000件以上あるメルキュールホテルは、”Locally inspired”(土地に根付いた)のブランドコンセプトの下、刺激的な場所感覚を創造し、その土地に浸る体験を提供しています。
ホテルが位置する京都は、1200年の歴史を有する日本一の文化都市。
その歴史の始まり、かつて平安京と呼ばれた都の中心となったのが貴族層でした。
彼らは娯楽のみならず、重要な教養として「遊び」を嗜んできました。
ホテルの家具や備品にはそんな「貴族の遊び」をデザインに取り入れ、雅で優雅な貴族の時代と洗練された現代のデザイン性豊かな空間が、滞在期間をよりエキサイティングなものにします。
蹴鞠とは平安時代に流行した球技の一つで、鹿皮製の鞠を一定の高さで
蹴り続け、その回数を競う競技です。
ゲストをお迎えする1F ロビーの天井とチェックインカウンターのドームは
折り紙で鞠を作る際のパーツを京都の手漉き和紙で表現しています。
鞠をモチーフとした650個ものガラスボールは、平安時代当時の着物の色をイメージ。ひとつずつ職人の手作業で作られており、それぞれ違った模様をお楽しみいただけます。
雅楽とは日本の古典音楽の一つで、平安時代には貴族の間では儀式や
法要と関係なく私的な演奏会が催されるようになっていました。
B1F ラウンジではこの雅楽のコンセプトのもと、「雅楽楽器のオブジェ」、
「平安モチーフ」、「玩具」、「装飾用文学書」、「装飾用和綴じ本」、「読む
本」の6つのテーマを融合し、心に残る魅力的なライブラリー空間を演出
しています。また、「読む本」は日本の伝統や文化、現代美術、日本のア
ニメ本と多種多様取り揃えております。
イタリアンレストラン TRATTORIA M KYOTOでは、貴族が優雅且つ豪華絢爛に宴を楽しむ様子を遊び心感じられる演出で表現しています。
レストラン壁一面のタペストリーは、当時の絵巻や地図、百人一首から構想を得て一から作成し、天井にはロビー同様に手漉き和紙を利用した照明、飾り棚には平安時代に起源があるとされる盆栽や和綴じ本などと共に、イタリアンレストランならではのインテリアも設えております。
バーエリア壁面には山中のコケの美しさや静けさ、清々しさを表現したアートがあります。
1F ロビー奥のエレベーターホールには平安貴族の雅な着物を連想する巻物や、平安時代の末期が起源といわれる盆栽、京都の風景に「和柄」の刺繍を施したアートワークを展開しています。
また、客室内のヘッドボードや壁掛けのアートワークに扇や独楽のモチーフを取り込むだけでなく、かんざしをイメージのした照明器具、雪見障子をイメージした壁のデザインなど、和を感じていただけるデザインを施しています。
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